新しく家を建ててから一定の期間が過ぎると外壁面にも劣化が起こります。
一般的に外壁塗装の寿命は10年程度という情報をよく耳にしますが、この期間に関してはどんな塗料を使っているかや、気象条件などの様々な要件によって差が生まれます。
例えばアクリル塗装の場合は施工費用は比較的安価で済むけれども10年持たずに劣化が始まるものもあるし、フッ素塗料系のものならば20年以上もの耐久性があると言われるものもあります。
一律に10年で外壁塗装の塗り替え時期を迎えると考える必要はないのですが、劣化が進んでそろそろ塗り替えが必要な状態になると、塗装面にはチョーキング現象が起こります。
こうなってしまうと外壁材が雨水などの侵入を予防する能力が低くなるため、放置すると家の躯体にまで水が浸入して、結局家の寿命そのものを低下させる原因になってしまう恐れがあります。
結果的に高額な補修工事が必要になるため、日ごろから定期的に点検をして早めに対策をとることが大切です。
外壁塗装をしようと思ったら、塗装の素材となるもの種類や特徴を知ることはとても役立ちます。素材を知るということは、塗料を塗ったときにできる膜がうまくできない可能性が高くなります。
塗装す出来るものは金属で、鉄鋼や鋳鉄そしてステンレス鋼等が挙げられます。非鉄金属ではアルミニウムやアルミニウム合金、銅やその合金それに亜鉛等です。
木材では広葉樹や針葉樹に合板等が塗装可能です。コンクリートは普通と軽量、重量と分けられています。ボード類では木毛セメント板や繊維版、石膏ボート等が可能です。変わったものとしては、プラスチック類や紙類、革製品もまたできます。
中でも金属はそのままにしておくと空気中の酸素と結合して酸化してしまいます。金属を塗るときは、防錆性を持たせた下塗り塗料と上塗り塗料の2つが必要です。
一方木材塗料の選び方は木材は乾湿により歪みが生じるたり、割れたりするので、塗料を塗ったときの強靭さと伸縮に耐えうる弾力性があるものを選ぶようにしましょう。