環境によって程度に差はありますが、時間の経過とともに塗装は劣化していきます。紫外線や風雨の影響によって、ひび割れたり剥がれたりしてくるのです。そのような状態を放置していると、さまざまな弊害が生じるので注意しなければなりません。たとえば、表面的なひび割れだけでは済まず、外壁のクラックにつながってしまうケースもあります。防御壁の役割を果たしていた塗装がなくることで、外壁にダメージが蓄積していくことになるからです。
その状態が進行すると、建物内部につながるほどの穴があき、雨水が入ってくるのを許すことになりかねません。塗装が全体的に劣化してしまった場合、建物の素材を次々と弱っていくことになるでしょう。その結果、地震などの災害に弱くるなることも起こりえます。そもそも塗料には有効期限があるので、放置していると悪化していくのは間違いありません。したがって、その兆候が見られた場合は、できるだけ早く塗装をし直すのが望ましいです。
家の外観に大きな影響を与えるのは、形だけではありません。塗装も重要な役割を持っています。車を購入する際には色々なボディカラーから選ぶことになるのと同様に、家の外壁塗装もカラーによって雰囲気が大きく変わってきます。単純に明るく軽い感じにしたいのか、それともシックでダークな感じにしたいのかは決めておくと良いでしょう。ただ、新築のときだけでなく、寿命により塗り替えが必要になったときも、色合いを変えるチャンスとなります。
無難に同じような色合いにするのも良いですが、あえて違った色を選んで雰囲気を変えてみるのもおすすめです。ところで、外壁塗装というのは通常定期的に行っていくものです。というのも塗料の種類によって差はありますが、寿命があるからです。単に汚れたから再塗装するのではなく、寿命により外壁を守る効果が無くならないために行う必要があるのです。雨水が家の中に侵入してしまうと、今度は家そのものの寿命を早めてしまうので注意が必要です。