塗装補修を完了するためにかかる日数は、物件の規模にもよりますが概ね14日程度かかるのが一般的です。
1日目は足場やシートの設置が行われ2日目には高圧洗浄を行い汚れを落とし、3日目から4日目程度まで乾燥するのを待ちます。
5日目にはヒビが入っているところをコーキングで埋めるなどして下地作りをしてから、塗料を付着させたくないところに養生を行います。
6日目には下塗りを行い表面を整えて、この後の塗装の乗りを良くしたり綺麗な発色ができるようにします。
7日目には中塗りを行い、8日目には上塗りをして仕上げます。
場合によってはここで雨桶やベランダ、金属部や木製部などの部位にも追加で施工する付帯部塗装が行われることもあります。
9日目には屋根の作業に入り下塗りを行い、10日目には中塗り、11日目には上塗りをして仕上げます。
12日目にはこれまで設置していた養生を撤去し、依頼主の立会いのものでチェックが行われ、問題があればここで指摘をしてやり直しや修復をしてもらうこともあります。
13日目には足場の撤去と清掃が行われ、14日目には近隣の住民の方へ施工完了のご挨拶をします。
塗装をする方法にはいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。
一般的にDIYで利用されるのが刷毛やローラーですが、ヘラを使った方法もあります。
またスプレー塗装もポピュラーでしょう。
刷毛塗りはどうしても色ムラが出やすく慣れないと難しいですが、ローラーは比較的均一に塗れるとともに正しい姿勢が確保しにくい天井などにも最適です。
一方ヘラ塗りは色を塗る手段としては均一さに欠けて適しているとはいえません。
それより外壁にモルタルを施したり丁寧な下地処理をする際に用いられます。
さらに気密性や防水性を高めるためコーキングをするときにも便利です。
この方法の特徴は粘度が高い塗料や素材でも対応できるところです。
つまり厚塗りが必要な箇所に対して短い時間で施工できます。
これとは反対にスプレーは薄く色を塗りたいとき用いますが、どうしても噴霧する箇所に塗料が集中するため広く均一に塗るのは容易でありません。
このように塗装は手段と目的がとても重要で、上手な使い分けが美しく仕上げるコツです。