外壁塗装をするにはあたっては、塗料そのものの代金のほかにも、足場を組む代金をはじめとして、さまざまな作業のための費用がかかります。これらをできるだけ安くする方法はいくつかありますので、目的にあわせて活用してみるのがよいでしょう。
ひとつには複数の会社に対して工事の見積もりを事前に依頼しておくことが挙げられます。簡単な方法ですが、複数の会社の間での価格競争がはたらきますので、結果として安上がりになることが多いはずです。また塗料のグレードを下げる方法もありますが、安い塗料ほど次に塗装が必要になるまでの耐用年数が短いことが多い点も考慮するのが望ましいといえます。ほかにも外壁と屋根を同時に施工するなど、いくつかの部分を組み合わせることで全体の費用を節約する方法があります。特に足場を組んだり撤去したりする作業にはかなりの人件費がかかっていますので、一度で済ませることができれば大幅な節約の効果が見込めます。
外壁の塗装を行う場合見積もりを依頼する必要がありますが、金額は外壁面積に1平米あたりに塗らなければならない塗料の量をかけたものとなります。
具体的には施工費が1000円で塗料の平米単価が2000円、塗装を行う広さが100平米の場合、30万円となります。外壁の広さに関しては、図面から計算する方法やメジャー等を使用し測る方法、述べ床面積から計算を行う方法があります。企業に依頼する場合は、図面から計算する方法かメージャー等で広さを測る方法を採用し計算すると考えて間違いありません。見積書を提示された場合、広さが妥当である確認する必要がありますが、図面を使用せず計算を行う方法で確かめることができます。各階の床の広さの合計に1.1から1.4の係数をかけることでチェックすることが可能です。係数は建物の規模に合わせて使い分けることになりますが、30坪の家の場合1坪は3.3平米となるため広さは100平米となり、係数の1.3をかけると約130平米と確認することができます。1階が60平米で2階が45平米の場合は合計で105平米と考えて間違いありません。ドアや窓等は塗装しないため除かれますが、見積もりによっては除いていない場合もあるため、必ず確認することをお勧めします。